山上で景色を眺めながら食べるご飯は山歩きの醍醐味のひとつ。さっと取り出して、簡単にお湯が沸かせる調理アイテムがあると便利だ。

■厚さわずか0.3㎜! 極限の薄さに純チタンを加工

 「Ti Mug pot 500」「Ti 570FD Cup」は初級者から上級者まで使える調理アイテム。その最大の特徴は、とにかく“軽い”ということ。わずか0.3㎜の極限の薄さに加工した純チタンを用いて最大限軽量化した結果、素材の違いにもよるが、500〜570mlの同等製品ならば6割から7割ほど軽くなっている。

●Ti Mug pot 500
5280円
サイズ:径97×深さ87mm
容量:550ml(目盛付き)
質量:75g

110gのガス缶が隙間なくスタッキングできるサイズ。荷物のコンパクト化に繋がる
フタを閉めた状態での湯切りの良さには定評がある。コーヒーなどを淹れる時にはやかんとして使える

■素材が薄くなれば、熱の伝わり方が早い!

 素材が薄くなれば、熱の伝わり方が早いメリットもある。アルミ素材の方が熱伝導率が高いのだが、チタンが薄いためアルミよりも早くお湯を沸かせられるのだ。

●Ti 570FD Cup
2970円(フタ別売1870円)
サイズ:外径120x内径110x深さ61mm
容量:570ml(目盛付き)
質量:55g(フタなし)

内側にはリフィルのカップラーメンやアルファ米の湯量が刻印してあり、気が利いている
持ち手のシリコンは必要最小限に。少しでも軽くするというエバニューのこだわりを感じる

 「Ti Mug pot 500」は注ぎ口が付いていて綺麗に湯切りができるため、コーヒーを淹れるのにも最適だ。「Ti 570FD Cup」は底面積が広いことで、さらに熱の伝わり方が良い。鍋型なのでちょっとした煮込み料理などもできる。日帰り登山やテント泊など、どちらも調理アイテムとして大活躍すること間違いない。