段々と暖かくなり、スーパーカブでの長距離ツーリングが楽しい季節になってきた。冬の間は乗り控えていたカブに跨り、風を感じながら桜を見に行くのも楽しい。ただそんな時に気をつけなければならないのが、ガス欠やパンクといったちょっとしたトラブルだ。特にソロツーリングで遠出するときには、一人でトラブル対応できる道具は、サイドバッグ等に揃えておきたい。

 今回はカブのサイドバッグに入れておきたい工具や小物を5つ紹介する。ぜひ参考にしてもらいたい。

■携行缶

携行缶は必携。1Lは準備したいところ

 カブといえば超低燃費で有名だが、タンクが小さいため長距離ツーリングだとすぐに給油が必要になる。特に山奥や都心を離れた場所へ行く場合、ガソリンスタンドが早々に閉まっていたり、そもそもガソリンスタンドが見当たらないことも多い。そのため最低でも1Lの携行缶は必ず持ち運びたい。

携行缶はチューブを缶の中に収納できるタイプがおすすめ

 おすすめは給油用のチューブが缶の中に収納できるタイプ。また、携行缶にガソリンを入れる際には必ずガソリンスタンドスタッフにお願いしなければならないので、給油可能かスタッフに確認が必要だ。

■パンク修理剤

パンク修理剤はもちろん、できればチューブも持っておきたい

 パンクもツーリングでよくあるトラブルだが、タイヤを持ち運ぶことができないため、代わりに活躍するのがパンク修理材だ。

 ただし、これは応急処置。早急にバイクショップに駆け込み、修理を依頼する必要がある。チューブタイプのカブなら、予備のチューブも備えていれば在庫切れで対応できない、なんてこともない。バイクショップでチューブを直してもらうのも手だが、一緒に備えておきたい。なお、パンク修理剤には使用期限があるため、忘れずにチェックしよう。