アウトドアを楽しむのに欠かせないバックパック。なかでも中型の30Lクラスは、比較的荷物の少ないハイキングや日帰り登山、キャンプなどアウトドア全般で使える便利な容量だ。本記事では、30Lバックパックのおすすめ製品を5つピックアップして紹介。自身の利用シーンに合った、お気に入りの製品を選んでほしい。

■街歩き用とは違う!  バックパックの選び方

 登山などアウトドアでの使用を想定して作られたバックパック(ザックとも呼ばれる)には、一般的な街歩き用のリュックにはない機能が多数搭載されている。選ぶ際には以下のポイントをしっかりとチェックしよう。

●ハーネス

 アウトドア用バックパックには、ショルダーハーネス(肩紐)に加え、腰の位置で固定するためのヒップハーネス(ウエストベルト)も搭載されている。肩だけでなく腰で支えることで、水や食料など重量のあるものを入れて長時間歩いても疲れにくい構造になっている。クッション性の高いハーネスを備えたバックパックを選ぶことで、身体への負担を軽減することができる。

●背面システム

 バックパックの背面は、身体にフィットして背負い心地を左右する大切な部分。バランスと安定感を向上させるパネルが内蔵されていたり、汗をかいても乾きやすいメッシュ素材が採用されているなど、各社のこだわりが光るポイントでもあるので、さまざまなモデルを比べて自分に合ったものを選ぼう。

●コンプレッションストラップ

 バックパックの両サイドに付いているコンプレッションストラップも、街歩き用リュックにはあまり搭載されていない。荷物が少ないときにこのストラップの長さを短くすることで、荷室の容量を減らすことが可能。中に入れた荷物が動かなくなるので行動中のバランスがよくなり、歩きやすさにも繋がる。