茨城県にある筑波山といえば、日本百名山の一つとしても知られ、年間を通して登山客が訪れる人気スポット。

 しかし、筑波山には冬にしか楽しめない絶景があることをご存じだろうか?  それは9月末から2月末までの主に土日に開催されている筑波山ロープウェイの夜間運行「サンセット&スターダストクルージング」だ。

 今回は、その冬しか見られない筑波山からの絶景を紹介したい。

■冬しか見られない絶景とは

右側に見えているのは筑波山もう一つの峰「男体山」(提供:観光いばらき)

 筑波山ロープウェイで向かう筑波山女体山の山頂にある展望台からは、土浦市やつくば市の夜景が見られるほか、天気が良い日には遠くにスカイツリーや富士山も望む。茨城県は平野が広がっているので、景色を遮るものがほとんどないのが魅力だ。

右下奥に写る富士山のシルエットは肉眼でも良く見える

 おすすめの時間は、スターダストクルージングの始まる16時40分か、次の便の17時。日が沈んですぐなので、空の色が移り変わる様子を見ることができる。筆者が利用したのは12月の土曜日であったが、寒い日だったこともあって狙った便が利用できた。しかし、ロープウェイには人数制限があるので、早めに行ってチケットを購入しておくと安心だろう。