■収穫したモモは、家で食べる楽しみ用に
意外だったのは、採ったモモの扱いだ。てっきりその場でスイーツにしてもらえると思っていたのだが、調理が間に合わないため、収穫したモモは持ち帰り用となった。デリケートなモモが傷まないようガイドが自転車の後ろに連結したリアカーで運んでくれた。
2日から3日おいて、やわらかくなってから冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめの食べ方のようだ。ただし「まどか」はもともと硬めの品種なので、硬いモモが好きな人はその日のうちに食べてしまってもいいとのこと。 数日後、家で切り分けたときの子どもたちの反応がよかった。自分が取ったモモだ、と大はしゃぎしながら食べた。ツアーが終わったあとにも楽しみが残ることが、このツアーの隠れたよさだ。
■まるでおばあちゃんの家!? カフェでいただくツアー限定の「フルーツ盛りだくさんかき氷」
収穫を終えたら、村内の「カフェ&ダイニングen」へ向かう。民家を改修した店で、中に入ると祖母の家に遊びに来たような懐かしさがある。それでいて内装や飾りつけはかわいらしく整えられていて、居心地がいい。
ツアーで味わえるスイーツは、通常のカフェメニューにはない参加者限定の特別メニューだ。その季節の果物に合わせて内容が組み立てられるため、何が出てくるかは店に着いてからのお楽しみ。食物アレルギーについては事前に確認してもらえるので、その点も安心できる。
この日運ばれてきたのは、旬のモモを主役にしたかき氷だった。氷の上にカットしたモモの果肉がたっぷりのっているだけでなく、食べ進めても下から次々と果肉が出てくる。かけられているシロップにもモモが使われていて、まさにモモづくしの贅沢な一品だ。
果肉は甘く、口に運ぶたびにふんわりとしたモモの香りに包まれる。シロップも甘すぎず、果肉の味と香りを邪魔しない。氷の割合が控えめなので最後まで水っぽくならず、体が冷えきってしまうこともなかった。余計なトッピングはなく、素材で勝負しているかき氷だと感じた。
■参加前に知っておきたいこと
まず予約について。3日前までの予約が必要で、受付は2~4名。1名や5名以上での参加は要相談となる。また「カフェ&ダイニングen」の定休日である月曜と火曜は催行されない。日程を決めるときは、この2点を確認しておきたい。
集合時間は基本13時。午前中の開催は相談可能だが、あくまでも農園とカフェの調整次第となるので注意しよう。天候も重要だ。催行の可否は3日前の天気予報で判断され、果物の生育状況によって中止になる場合もある。服装は動きやすい格好で。日焼け対策や水分も多めに持っていきたい。着替えはツアー終了後、「とよおか旅時間」の更衣室でできる。
■実りの秋! サイクリングでたくさんのフルーツを楽しもう
ツアーの受付期間は4月から11月まで。季節ごとに、収穫できる果物が入れ替わっていく。観光協会に確認したところ、ブドウとナシは8月下旬から9月下旬、リンゴは10月上旬から11月下旬、甘カキは10月中旬から11月中旬とのことだった。モモのシーズンは終わっているが、これからは実りの秋。収穫できるものは、むしろこれから増えていく。
自転車で走ることを考えても秋のほうが快適だろう。猛暑のなかでも軽やかに走れたのだから、気温が下がればなおさらだ。料金は3歳以上1人5,000円で、スイーツとドリンクが1杯付く。なお、取れる果物によって金額は変動する。今回家族全員で楽しめたので、ぜひ他の季節でもサイクリングをしながら豊丘のフルーツを堪能したい。
●E-BIKEで巡る フルーツ狩り&カフェ時間(とよおか旅時間/豊丘村観光協会)
住所/〒399-3202 長野県下伊那郡豊丘村神稲12407
電話/0265-49-3395(9:00〜18:00)
料金/3歳以上 1人5,000円(スイーツ・1ドリンク付き。果物により変動)/0歳から2歳は無料
所要時間/約2時間半から3時間 走行距離 10km未満
受付期間/4月から11月 ※3日前までの予約制・2名以上から
ホームページURL https://toyotabi.com/guided-tour/
※営業日時はホームページよりご確認ください。
※この記事の情報は2026年10月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。