本州で人気の避暑地といえば、古くから軽井沢が挙げられるでしょう。軽井沢駅は標高940mに位置し、標高が高いほど気温が低くなるため、首都圏よりも単純計算で5.4℃は涼しくなります。いくら避暑地といえど、この夏はちょっと暑いですが、木陰に入れば涼しいカラッとした風が吹いています。

 駅から近い軽井沢プリンスホテルスキー場「カルプリの森」の中の1エリア「軽井沢あそびの森」では、子どもも大人も遊べるアクティビティの体験ができたり、レンタサイクルを使えば周辺の観光にも出掛けたりすることが可能です。今回、欲張って体験してきたのでレポートします。

■元祖避暑地「軽井沢」の魅力とは

軽井沢は標高が高いので、木陰に入ると気持ち良い風が吹く

 軽井沢は、標高940mという地理的特性により、首都圏とは一線を画す涼やかさを提供する避暑地として、長きにわたり人気を集めてきました。気温や湿度とともに真夏の猛暑に苦しむ多くの人々にとって、大きな魅力となっています。

 実際に足を運んでみると、その清涼感は肌で感じ取れるほど。東京で30℃を超える蒸し暑さに悩まされる日でも、軽井沢に降り立つと爽やかな空気に包まれ、思わず深呼吸したくなります。特に朝夕は冷え込むこともあるため、薄手の羽織るものを持参するのが賢明でしょう。

 ただし、近年の気候変動の影響により、軽井沢でも日中はかなりの暑さを感じる日が増えてきました。それでもなお、木立に囲まれたエリアに足を踏み入れると、心地よい風が体を通り抜けていきます。この大自然が織りなす涼感こそが、軽井沢最大の魅力といえるでしょう。

■子どもから大人まで楽しめる! 「軽井沢あそびの森」の多彩なアクティビティ

“ネットアドベンチャー くものす”では遊び心と体幹が鍛えられる
“電動・ネクストクルーザー”で豪快にオフロードを駆け抜けろ(提供:渡辺智宏)
“わんぱくコート”は大人も子どもも遊べる乗り物が(提供:渡辺智宏)
“電動・パンダルマンビークル”は未来の乗り物を先取りした気分に(提供:渡辺智宏)

 軽井沢の中でも特に注目したいのが、多彩なアクティビティで人気の軽井沢プリンスホテルスキー場カルプリの森の “ウエストエリア”にある「軽井沢あそびの森」です。

 「ネットアドベンチャー くものす」は木陰に設置されているため、涼やかな風が吹きます。ネットでは足元が不安定なので、単に歩くだけでも体幹が鍛えられるような感覚があり、予想以上にいい運動になります。木々に囲まれた環境で、ネット上で寛ぐのもいいでしょう。あぐらをかいたり、横になって空を見上げたりするだけでも、周囲の自然の音と豊かな緑に囲まれ、心が深く癒されると感じました。

 「電動・ネクストクルーザー」は2人乗りのSUV車です。ナンバープレートを取得すれば、公道走行も可能な本格的なクルーザーで、凸凹した路面を走るのも楽しいですよ。

 このエリアにはこの他にも「迷路 de レーザー銃バトル」や「9DVR仮想体験」など、計10種類のアクティビティが選択できます。子どもはもちろん、大人も夢中になって楽しめる体験が待っています。