夏の暑さが厳しくなる季節、涼を求める人々が足を運ぶのは標高1,300mのお花畑。そこには、紫色のじゅうたんを広げたかのような、息をのむほど美しいラベンダー畑が広がっています。

 マリーゴールドやサルビアも彩りを添え、まるで花の楽園のよう。カメラ女子たちの間で「絶景フォトスポット」として密かに人気を集めるこの場所は、SNS映えする風景の宝庫。家族や愛犬とも楽しめる「たんばらラベンダーパーク」を120%楽しんできました。

■花畑×絶景! フォトスポット満載の「たんばらラベンダーパーク」へ

ラベンダーのじゅうたんの合間に2人がけブランコが
ドアを開けば花畑の世界! 動画でも写真でも活かせるだろう
マリーゴールドやサルビアの花のじゅうたんが園内を彩る

 パークに一歩足を踏み入れると、花たちの華やかなパーティー会場が目の前に広がります。紫のラベンダー、太陽を浴びたひまわり、元気いっぱいのマリーゴールド、真っ赤なサルビアなどが、色鮮やかにお出迎えしてくれます。

 園内には、インスタ映え間違いなしのフォトスポットが点在しています。アンティーク風の扉や、花畑に溶け込むようなブランコ風ベンチなどが、あなたの写真をワンランクアップさせてくれるでしょう。どこを切り取っても絵になる風景に、カメラを片手にした女性たちの姿が目立ちます。スマートフォンで自撮りを楽しむ人、友達同士でポーズを決める人、動画を撮影する人など、思い思いに思い出を残しています。なかにはプロ顔負けの本格的な機材を持ち込み、真剣な表情で撮影に没頭するカメラマンの姿も。園内ではフォトコンテストが開催されており、腕自慢の方々が訪れているのかもしれません。

 スタッフおすすめは、朝一番の来園だそうです。人が少なく、朝露に輝く花々を独り占めできる特別な時間を過ごせるとのこと。カメラ初心者からプロまで、誰もが満足できる写真スポットとして、たんばらラベンダーパークは最高の舞台となっているようでした。

■ラベンダーの摘み取り体験や犬と遊べるフィールドが

摘み取りの強者は200本ぐらい持って帰るのだとか

 園内では、咲き誇るラベンダーを自ら摘んで持ち帰れる体験イベントが開催されていたので、参加してみました(税込1,000円)。ハサミとゴムバンドを借り受け、専用エリアへ向かいます。そこは芳香に満ちあふれ、花を摘みながらも心が落ち着いていくのを感じました。

 収穫したラベンダーは10〜20本程度を一束にまとめ、自宅で乾燥させるとドライフラワーの完成です。私は仕事部屋で乾燥させることにしました。今では、その優しい香りに包まれながら日々を過ごしています。ストレス解消にも一役買っているようで、この体験は思い出以上の贈り物となりました。

園内はペット同伴可能でドッグフィールドも
風を感じるモニュメントが空で泳ぐ

 花々の魅力に加え、家族全員で楽しめる工夫が随所に見られました。愛犬家にとって嬉しいのが、広々としたドッグフィールドの存在です。ここでは、愛犬たちが自由に走り回れるスペースが用意されています。また、パーク内では飼い主さんと一緒に散策を楽しむワンちゃんの姿や、ラベンダー畑を背景に記念写真を撮る人々が多く見受けられました。

 子ども連れのファミリーに人気なのが「たんばランド」と呼ばれるエリアです。ここには楽しいミニアスレチックや遊具が設置されており、無料で利用可能。特に、トランポリンは子どもたちに大人気の遊具となっています。