子どもと一緒に登山やハイキングに行きたいが、何歳からどの程度歩けるのかは未知数だ。これを見誤って、途中で駄々をこねて歩かなくなるとおんぶしての登山になってしまう。

 今回は、幼児と一緒に実際に登山をした筆者が語る、子連れハイキングで「絶対やってはいけない4つのこと」を紹介する。

■1. 標高の高い山を選ぶ

はじめは家の近くを1時間ほど歩くことからはじめるといい(撮影:田芝也友)

 子どもとの登山は安全面を考慮して、標高の高い山は避けよう。子どもの年齢に合わせて、危険な場所がない山を選ぶことが重要だ。

 例えば、兵庫県の山であれば、六甲山(標高931m)のような崖がある山は避け、布引ハーブ園(標高400m)へ向かうハイキングルートなどを選ぶといい。さらに、子どもの帰りの体力がなくなることを想定し、ロープウェイ等で下山できる山を選ぶとなおいい。

■2. 雨が降っているのに連れていく

雨だと歩きにくさもあいまって、登山やハイキングが嫌いになるかもしれない(撮影:田芝也友)

 雨の日の登山は地面がぬかるんで歩きにくく、危険なのでやめた方がいい。雨具を着ればハイキングくらいなら行けるのではないかと考える人もいるが、風邪などの病気になるかもしれない。子どもは大人に比べて体温調節機能が未熟なので、体調を崩しやすいことを考えに入れておこう。

 雨の日は無理せず延期して、天候の回復を待って登山やハイキングに挑もう。