豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、“調理師免許”を持つアルペントーキョーの加藤祥太さんに、「アウトドア料理を楽しむ」をテーマに、“意外に売れている”調理関連アイテムを挙げていただきました。

■意外に売れている調理用の小物を発見!

 今回の「アウトドア料理を楽しむ」というテーマでは、実に特徴的な調理器具を紹介していただきましたが、ちょっと変化球なお題を加藤さんに投げかけてみました。「意外に売れている調理関連アイテムってありませんか?」

 お答えとして期待しているのは、メインを張るのでなく、ちょっと脇役的なアイテム。いわゆる“バイプレーヤー”道具です。

 すると、加藤さんは「けっこう売れている小物がありますよ」と言って、売り場に案内してくれました。ずらりと並ぶ小物たち。「村の鍛冶屋」というブランドのトングやお玉、カトラリーセットなどです。

「村の鍛冶屋」ブランドのトングやお玉などのバイプレーヤーたち

■新潟・燕三条製のトング3兄弟

 「村の鍛冶屋」は、新潟県三条市にある山谷産業が展開しているブランドで、アウトドア向けのキッチンアイテムのほか、多彩な製品を扱っています。有名な“燕三条”ならではの職人技術により、品質が高く、使いやすいと人気を集めているそうです。

 「まず、オススメしたいのがトングです。『黒トング』と呼ばれていて、長さの異なるロング、レギュラー、ショートの3種類が用意されています」(加藤さん)

手前から、「黒トング」のショート、レギュラー、ロング

 ロングは290mmという長さがあるので、バーベキューで食材をつかんだり、焚き火の薪を動かしたりするときに便利です。レギュラーは240mmで、料理を取り分けるときなどに使いやすい万能タイプ。ショートは183mmという箸のようなサイズ感なので、ソロキャンプならそのまま箸として使ってもよさそうです。

 黒い色は塗装ではなく、“黒酸化発色”と呼ばれる処理が施されているので、質感がよく、錆びたり剥がれたりといった心配がありません。「手にした感触も良好で、先端が細いので細かなものもつかみやすいです。テーブルなどに置いたときに、先端が下につかないのはうれしいですね」(加藤さん)

持ったときの感触も良く、つかみやすい

 もうひとつ、「ハンディトング 170mm ブラック」は、ギザ刃を採用していて、幅もあるので、大きな食材をつかみやすいのがメリットです。「パスタやサラダなど、ソースやドレッシングがかかっていても、これなら取り分けがしやすいです」(加藤さん)

ギザ刃を採用した「ハンディトング 170mm ブラック」