今、ベッドで横になりながら、スマホでこの記事を読んいでるそこのあなた! 最近、日中やたら眠くて体がだるかったり、集中力が続かず仕事の質が落ちていたりしてない? 最近体調を崩しがちだったり、鬱々とした気分になることも増えたりして……。

 そんな不調の大半は、忙しい生活やストレス、スマホ依存などによる“睡眠の質の低下”が原因だ。そして、この問題にはサウナに入るのが効果的なのである。

 今回は、睡眠の質の低下によってどんなトラブルが起きうるのか、そしてサウナが睡眠の質の問題をどのように改善してくれるのかについて解説していく。

■睡眠の質の低下によって起こるトラブル

ストレス過多の現代人。睡眠が取れていないとさまざまな不調が襲いかかってくる(写真AC:とりすたー)

 睡眠は心身の健康を保つために不可欠な要素だ。でも、現代社会ではさまざまな要因で睡眠の質が低下することが多く、以下の5つの問題が引き起こされてしまう。

 3つ以上当てハマった人は、今すぐスマホを置いてサウナへGOだ!

サウナに入れば血流が良くなり、代謝が活発になることで、生活習慣病の予防にもつながる

1:日中の眠気と疲労感

 睡眠の質が低下すると、深い睡眠段階(ノンレム睡眠)が減少し、脳が十分に休息できない。その結果、日中に強い疲労感を感じたり、眠気がストーカーのようにまとわりついてくるようになる。これによって集中力や注意力が低下し、仕事や学業のパフォーマンスにも悪影響を与えてしまい、何もいいことがない。

 

2:メンタルの不調

 慢性的な睡眠不足は、ストレスや不安感を増加させてしまう。イライラや抑うつ状態が続き、さまざまなやる気も失っていく。特にうつ病や不安障害を持つ人は、それを悪化させる要因ともなってしまう。あんなに楽しかったことが、最近全然楽しくない…… なんて感じている人は要注意!

 

3: 免疫力の低下

 睡眠中は、免疫システムが活発に働き、体内の修復や回復が行われている。でも、睡眠が不足すると免疫力が低下して、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる。さらに、回復力も低下するため、病気からの回復も遅れるという、踏んだり蹴ったりの悪循環に突入してしまう。

 

4:生活習慣病のリスク増加

 慢性的な睡眠不足は、肥満、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるといわれている。ホルモンバランスの乱れで過食状態になったり、代謝の低下によって痩せにくくなってしまうのがその原因だ。腹は減ってないのに、つい食べちゃってない? 大丈夫?

 

5:認知機能の低下

 睡眠は記憶の定着や脳の情報処理に重要な役割を果たしている。十分な睡眠が取れないと、記憶力、判断力、創造力が低下し、認知機能全般に悪影響を与える。特に新しい情報を学習したり、複雑な問題を解決したりする能力が低下するため、学業や仕事において深刻な問題を引き起こす。「歳のせいかな?」と嘆く前に、ちゃんと寝られているか考えてみて!