日本百名山のひとつ、武尊山の麓に広がる群馬県川場村。山から湧き出るミネラル豊富な天然水に恵まれ、その水が里山の田畑を潤し、お米や野菜、果物などのさまざまな農作物を育んでいる。秋はそうした農作物が収穫を迎える満ち足りた季節だ。

 人気の道の駅『川場田園プラザ』では、地元で採れた新鮮野菜や果物が手に入り、“幻のお米”といわれる「雪ほたか」を使ったおにぎりも味わえる。また、道の駅には親子で遊べる天空のアスレチック「HANETTA(はねった)」が隣接。田園風景が広がるのどかなロケーションで、アトラクションを楽しめるこのうえない環境が揃っている。

■道の駅「川場田園プラザ」で秋の恵みをゲット

道の駅「川場田園プラザ」は、川場村を訪れたらはずせない超人気スポットだ

 道の駅「川場田園プラザ」は、『じゃらん』全国道の駅グランプリを2022年、2023年と2連覇。県の内外からたくさんの来場者が訪れる人気の観光施設だ。園内のファーマーズマーケットには地場産の野菜がずらりと並び、秋はりんごやぶどうなどの果物も豊富に揃っている。

 道の駅ではほかにも、物産センターや地ビール工房などで地域のさまざまな特産品が手に入る。いわば、川場村の自然の恵みが揃ったスポットといえるだろう。

 園内は、池を取り囲むように建物がならび、自然を満喫しながら散策するのも楽しい。

川場村にはりんご園が多く、9月上旬~11月上旬にはりんご狩りを楽しめる
秋の味覚を楽しめる道の駅「川場田園プラザ」

■幻のお米「雪ほたか」を使ったおにぎり

「かわばんち」では、注文を受けてから1個ずつ握ったおにぎりを提供

 川場村は古くから稲作が盛んな地で、日本の原風景のようなのどかな田園風景が広がっている。そんな川場自慢のコシヒカリ「雪ほたか」だ。コンクールで多数の受賞歴があるブランド米で、一般には流通していないため“幻のお米”とも言われいる。また、宮中行事の新嘗祭に新穀を献上したことでも知られている。

 道の駅には、このお米を使ったおにぎり屋「かわばんち」があり、握りたてのおにぎりを食べることができる。定番の8種類おにぎりほか、季節の具を使ったおにぎりを味わえる。

さんしょう、ふきみそ、かぐらみそといった、ここならではの具を味わえる
「かわばんち」で川場自慢のおにぎりを食べよう

■ファミリーにぴったりな遊具施設「HANETTA」

ネットに囲まれた塔のようなエリアで飛び跳ねたりボール遊びができる

 道の駅と隣接する「HANETTA」は、宙に浮いた立体的な場所で遊べるネットアスレチック。ネットで仕切られたスペースのそれぞれで、ボール遊びをしたり、トランポリンのように飛び跳ねたりしながら楽しめる施設だ。子どもはもちろん、大人も一緒に夢中になって遊べるのでファミリーにぴったりの遊び場だ。

 自然風景を眺めてくつろげる「ビュースペース」もあり、秋は田園の稲穂が黄金色になった景色を楽しめる。11月中旬になると、山の上が冠雪し、雪の白と、中腹の紅葉、そして山麓の木々の緑による三段紅葉を見ることができる。

「HANETTA」の利用は1クール制。2024年の営業期間は4⽉27⽇~11⽉中旬を予定している
子どもも大人も楽しい天空のアスレチック「HANETTA」