普段、使用後に捨ててしまう牛乳パック。実はさまざまなシーンで活用できる万能アイテムなのだ。紙をポリエチレンで挟みこんでつくられているため、防水性があり頑丈。また、可燃ごみで廃棄しやすいのも利点だ。キャンプやバーベキューなどアウトドアでも大活躍する牛乳パックの役立つ活用法を紹介する。

■活用術1 汚れたら捨てられる「まな板」

下が安定しない場合は、いつものまな板の上に置いて使ってもよし

 牛乳パックは展開すれば平らになり、まな板として使用できる。野菜と肉を同じまな板で調理するのは躊躇するが、まな板を食材によって分けることで、衛生面の心配がなくなる。また使用後はそのまま捨てられ、洗い物の手間も減らせ一石二鳥。プラスチックのまな板ほどではないが、丈夫なので破れてしまう心配も少ない。

牛乳パックの底部分を使えば、包丁の刃先もカバーできる

 家の包丁を持って行きたい場合は、牛乳パックのまな板で挟めば安全に持ち運べる。

■活用術2 新聞紙を入れて「油処理」

普段油を捨てるときにも牛乳パックは使える

 飲み終わった後の牛乳パックの口を開いて中に新聞紙を詰めれば、処理に困る油も捨てられる。牛乳パックは内側はコーティングされているため、染み出すこともない。ただし、口部分から漏れることがあるため、ガムテープなどでしっかり封をして袋に入れてから処分しよう。

■活用術3 くるくる丸めて「着火剤」

牛乳パックをくるくる巻いて、薪と一緒に入れるとよく燃える

 牛乳パックは、紙と燃えやすいポリエチレンでできているため、着火剤にぴったり。ポリエチレンは燃やしても有害物質が発生せず、一般的に燃やしても問題ないとされ安心だ。細長く切ってくるくる丸めれば、着火剤のでき上がり。焚き火など、火を使うシーンで活躍するので、事前に準備しておくと便利だ。またキャンプで飲み終わった牛乳パックをその場で切って、着火剤にすればゴミも減らせる。