■開放的な稜線を歩き八方池へ

 白馬三山や五竜岳などが連なる北アルプスをはじめ、浅間山や八ヶ岳、そして富士山まで、日本百名山の11座を望み、「アルプスの展望台」とも称される八方尾根。標高770mの山麓駅から、八方ゴンドラリフトアダム→アルペンクワッドリフト→グラートクワッドリフトと3基を乗り継ぐ「八方アルペンライン」の利用により、標高1830mの第1ケルンまで一気にアプローチすることができる。

 リフトを降りたら、眺めの良い稜線に延びる「八方尾根自然研究路」を登り、2060m地点にある八方池を目指そう。一部木道もあり、歩きやすく整備された登山路だが、トレッキングシューズは必須。ルートは2本あるので、登りと下りとで別コースを選ぶのもおすすめだ。

 八方池は、尾根の窪地にできた天然池で、秋には一面の紅葉世界の中、美しい青色の湖面に壮大な白馬三山が映り込み、芸術的な景観を見せてくれる。

 ゴンドラの山頂駅に隣接する「うさぎ平テラス」には、オープンテラスをはじめ、カフェやレストラン、山上で海を感じられる「白馬マウンテンビーチ」もあり、トレッキング後にゆっくりくつろぐのに最適だ。

●おすすめ撮影SPOT_01 白馬三山を映す紅葉の八方池

白馬三山を映す紅葉の八方池

 美しい湖面に映り込む、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の白馬三山。その芸術的な景観を撮影するため、多くの写真ファンが八方池を訪れる。湖をぐるりと周りながら、周辺一帯のカラフルな秋景色とともに、お気に入りのアングルを探そう。

●おすすめ撮影SPOT_02 ゴンドラとリフトを乗り継ぎ迫力の空中散歩

雄大な景観を目の当たりにできる「八方アルペンライン」

 尾根が四方八方に広がる様子から、八方尾根と呼ばれるようになったというこの地。「八方アルペンライン」からは、何本もの尾根が集まり、やがてひとつになる、その雄大な景観を目の当たりにすることができる。グングンと迫ってくる白馬連峰も迫力満点。

●おすすめ撮影SPOT_03 美しい秋景色を歩きながら撮影

八方池へと続くルートは2つある

 八方池へと続く「八方尾根自然研究路」には、視界のよい尾根づたいにまっすぐ最短距離で登る「右回り」ルートと、木道が整備され、比較的緩やかな「左周り迂回コース」がある。往復でそれぞれを歩くなら、上りに右周り、下りに左周りがおすすめだ。

●おすすめ撮影SPOT_04 美しい秋景色を歩きながら撮影

見事な“草紅葉”となる鎌池湿原がある黒菱平

 「八方アルペンルート」の中間地点、「アルペンクワッドリフト」を降りた先の黒菱平も、見逃せないビュースポットだ。多数の植物が群生し、秋には見事な“草紅葉”となる鎌池湿原、条件が揃えば雄大な雲海が見られる「雲海デッキ」などにはぜひ訪れたい。

●撮影スポットMAP

●【CHECK POINT!】山上で楽しむビーチリゾート

南国気分溢れる「白馬マウンテンビーチ」

 標高1400 m にある「白馬マウンテンビーチ」で南国気分を味わおう。解放的なラウンジやサウナ& ジャグジーが楽しめるほか、白馬産ブルーベリーを使用したオリジナルドリンクが人気。

●施設概要

八方アルペンライン
●距離/3445m 高低差/1060m 所要時間/片道合計約40分 1基の定員/ゴンドラ6人、各観光リフト4人
●営業期間/営業中~11/4(月)無休
●運行時間/ 8:00~16:30(時期により異なる)
●料金/往復 大人(中学生以上): 3300円、小人(小学生):2100円ほか
●アクセス/車:上信越道・長野ICより約45km、長野道・安曇野ICより約50km、電車:北陸新幹線・長野駅より路線バスで約70分、大糸線・白馬駅より路線バスで約5分
●駐車場/120台・1日1000円、その他周辺に無料駐車場あり
●住所/長野県北安曇郡白馬村大字北城4258
●電話/0261-72-3280

八方アルペンライン 公式HP

●MAP

 

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