あっという間に新年も半月が経とうとしています。みなさん、おせちにお雑煮と正月料理を食べ飽きてきて、そろそろジャンクなものを食べたい頃合いではないでしょうか。だけど、「外に買い物に出るのは億劫」という方のために、どこの家庭の冷蔵庫や食料品庫にもありそうな「冬の定番食材」を使ったアレンジ術をご紹介します。

 使う調理道具はホットサンドメーカーのみ。キャンプブームを機に購入したは良いものの、物置の肥やしになってしまっている方は、ぜひ引っ張り出してみてください。「さて、料理するか!」と肩肘張る必要のない焼くだけでOKの手軽さなので、キャンプのためにコソ練習しておくのも良いと思います。

■中華まんは「焼く」と美味!

ホットサンドメーカーのサイズにもよりますが、ぎゅうぎゅうになっても挟めればOKです

 中華まんは、基本的に「蒸して」食べる方が大半のはずです。しかし、じつは「焼いて」も美味なんです。

 フライパンなどを使ってもいいのですが、手軽にきれいに焼けるのがホットサンドメーカーを使う方法。蓋が閉まる道具の特性を利用して、シンプルに上下から蒸し焼きにします。自宅のガスコンロでもキャンプの焚き火でも、これだけで格段にうまくなるんです。

おいしそうな焦げ目がつきました

 焼き加減は中弱火にかけて、表面においしそうな焦げ目がパリッとつくまでを目安にしてください。気になるなら、途中で開けて確認してもOKです。

 強火でも焦げ目はつきますが、芯まで温まる前に焦げてしまうので、中弱火がおすすめです。

頭がネジネジの肉まんが特においしそうに焼き上がります

 中華まんであれば、肉まんでも、あんまんでも、ピザまんでも中身はなんでもおいしくなります。

 ちなみに、肉まんは皮で具材を包んだ後にキュッと閉じた形が上にきますが、あんまんは見た目がきれいに見えるように包み口を下にするので、見た目で見分けることができます。肉まんは蒸す時に肉汁が出てしまうため、包み口が上向きなのだそうです。

中弱火で焼いて、中までしっかり温まるようにしましょう

 お好みでうっすらゴマ油をひいてから焼くのもおすすめ。ほんのりゴマ油の風味が食欲をそそります。味変を楽しむなら、和がらしや酢醤油がよく合います。

 ちなみに、ゴマ油×あんまんの組み合わせも美味です。