コロナ禍によるアウトドアブームや、構造要件の緩和で車両作りの幅が広がったことなどで、この数年でぐっと身近に感じられるようになったキャンピングカー。いつかは購入を、と夢見る未来のオーナーも、ライフスタイルに合わせてサイズ変更を検討するベテランユーザーも、それぞれにあった1台を探すのには、イベントでの情報収集は欠かせないでしょう。

 そんな時に訪れたいのが、全国主要都市を中心に開催されているキャンピングカーショーです。2024年2月には最大級となる「ジャパンキャンピングカーショー2024」の開催発表があったばかり。今回は2023年のものとしては最後となった「お台場キャンピングカーフェア2023」と10月の「横浜キャンピングカーショー2023」のなかから注目車両を紹介します。

■絶好のイベント日和のもと、屋外特設会場で開催された「お台場キャンピングカーフェア2023」

 晴天に恵まれた12月2日(土)と12月3日(日)、お台場に設けられた特設会場で開催された「お台場キャンピングカーフェア2023」には約150台の展示車両が並びました。公共交通機関でのアクセスの良さもあり、徒歩での来場者が多かったのが印象的でした。

●精悍ブラックボディが存在感「ハイラックスBR75-B」

 通りゆく人が必ずと言っていいほど足を止めていたのは、今年デビューしたダイレクトカーズの「ハイラックスBR75-B」。トヨタハイラックスZの荷台に、キャビンまで覆うワイドシェルを豪快に架装。ただインパクトがありながらゴテゴテした感じがしないのは、フォルムをまとめるデザインが秀逸だからでしょう。車体全体は精悍な印象でした。

ラキッドかつスマートな印象を与える、統一感のあるデザイン!

 ルーム部分のシェルには大きなリアハッチやポップアップルーフ、サイドパネルなどが付き開放的。横向きの対面ベンチに腰掛けるとほど良いボックス感があり、なかなかの居心地でした。フルフラットのシートアレンジと上段ベッド展開で、4人が余裕をもって就寝可能。後部にはギャレー、冷蔵庫、電子レンジなどが収納されていました。給排水タンクの取り出しやストレージスペースもよく考えられた配置で、使い勝手が良さそう。

シェル内部。ソファは乗車人数の5人が腰掛けても余るほどのスペース。採光も十分で室内が明るい「BR75-B」
足もとはアウトドアギアを置くラゲッジスペースとしても活用できる

 前部の乗用部分、5人掛けシートはオリジナルのまま。ゆったりめの作りなので、ハードな長時間走行も問題ないでしょう。一般的なキャブコンは悪路走行に制約が出ることもありますが、本格SUVの走力でもってすれば心配は無用ですね。

高さのあるポップアップルーフ、給排水が流用できるアウトドアギャレー、広い開口のリアハッチ

●展示車:ハイラックスBR75-B
主要諸元
ベース車両:トヨタ ハイラックスZ
駆動:4WD パートタイム
燃料:ディーゼル
全長:5750㎜
全幅:1880㎜
全高:2550㎜
定員:乗車5名/就寝4名
展示車装備:アウトドアシンク、オーニング、タンドラキットほか
展示車価格¥13,030,500-(税込)
ダイレクトカーズHP:
http://custom.cars-drt.com/br75/

 

●リアルウッドで高級アップデート「ラクネル・バンツアー 匠 SPECIAL」

 近ごろ人気が集中している軽キャンでは、メティオ「ラクネル・バンツアー 匠 SPECIAL」に注目。10年以上の実績があるシリーズのアトレーVer.と、熟練職人の木材家具がうまく融合し、高級感のある車内にグレードアップ。真骨頂のアルミフレーム架装とコーチビルドのマッチングが見事です。

コンセプトである「ホンモノ」感がただよう架装
天井まで敷き詰められた天然木が美しい。光る職人ワザ!「ラクネル・バンツアー 匠 SPECIAL」

 天然木使用による手作りのため、生産は年間で30台ほどとのことですが、リアルウッドの風合いに思わず引き込まれる、そんな1台です。

スライド式バーにテーブルをセット。足元は充分な広さで見ため以上にゆったり座れる
軽量かつ頑丈で実用的アルミフレームだが、木目調とのデザイン相性が良い

●展示車:ラクネル・バンツアー アトレーVer. 匠 SPECIAL
主要諸元
ベース車両:アトレーRS
駆動:4WD/2WD
最高出力:64PS
全長:3395㎜
全幅:1475㎜
全高:1890㎜
定員:乗車4名/就寝2名
展示車装備:ナビ、アルミホイール、ETCほか
展示車価格¥3,999,626-(税込)
メティオHP:
https://rakuneru.net/camper/vantour-atrai/