夏休みと9月の大型連休が終わり、長かった今年の夏が終わろうとしています。今年は旅行に出た方も多かったのではないでしょうか。日本政府観光局によると、この円安下にも関わらず、8月の日本人出国者数は前年同月比で約20%も増えたそうです。遠くにお出かけすることからしか補給できない栄養素って、ありますよね。

 「暑過ぎて夏は出かけ損ねてしまったけど、フワフワした旅行気分だけでも味わいたい!」という方には、都内からほど近い羽田空港観光をおすすめします。浮き足だった旅行者に囲まれて食事をしたり、各地のお土産を買ったり、飛行機の発着を見たりと、滞在しているだけでなんだか旅行にきたような気分に浸れるスポットなんです。

■3つのターミナルの特徴とは

すぐそばですが、意外にターミナルごとに特徴が異なります

 羽田空港は、1日の発着数が1,000回を超える世界屈指の忙しい空港です。混雑時には、2、3分おきに飛行機が発着する計算になるので、ひっきりなしに飛行機の往来を楽しめます。乗り物好きなお子さんなら、大興奮すること間違いなしです。

 空港内は、第1ターミナル、第2ターミナル、そして第3ターミナルの3つに大きく分かれています。旅行で使うならば、利用する航空会社でどのターミナルに行くかが決まりますが、飛行機を見たいという目的で比べてみると、それぞれに特徴が見えてきます。

■快適に見たいなら、断然、第2ターミナル!

室内の展望デッキがあるのは第2ターミナルだけです

 それぞれのターミナルに、飛行機の発着が見える展望デッキがありますが、快適に飛行機を見たいなら断然、第2ターミナル推しです。

平日でも飛行機見物の方々がずらり

 なぜなら、第2ターミナルにのみ、屋内型の展望デッキ「FLIGHT DECK TOKYO」があるから。これはおよそ11年前、元々は一般の立ち入りができなかったビルの屋上スペースを改装して生まれた展望デッキで、ここからなら雨の日でも肌寒い日でも快適に飛行機の発着が見られます。

東京湾方面やスカイツリーが見えます

 展望スペースから見える方角は東向きなので、天気が良ければ、ディズニーランドやスカイツリー、房総半島まで広く見渡すことができます。写真を撮影するならば、順光で飛行機が撮れる午後と東京のベイエリアの夜景も楽しめる夜がおすすめです。