重くてかさばる枕は、キャンプシーンでは持っていくかどうか悩むアイテム。キャンプ枕が販売されているが、購入するほどでもないと思っている人もいるだろう。実際、枕はテントやシュラフのようになくてはならないというアイテムではないため、持っていかない人も多い。ただし、枕がないと睡眠の質が落ちたり、寝にくいと感じたりすることもある。そこで、荷物を増やすことなく、今持っているアイテムを枕に使う方法を紹介する。

■代用品1. 防水バッグ

開口部をくるくる丸めれば空気が抜けない

 水や汚れから荷物を守るための防水バッグは密閉性があり、蓋を閉めると中の空気も逃げない。少し空気を入れた状態で蓋を閉めることで、簡易的なエアーピローになる。 頭の向きに応じて形が変わるので、フィット感も高い。

防水バッグに入れる空気の量によって高さを変えられる

 中の空気の量を調節したり、開口部の折り畳み回数を変えたりすることで、枕の高さや大きさを変えられる。このまま寝てもよいが、一緒にタオルを巻いて使うと枕カバー替わりになり肌触りもよくなる。サイズが合えば、ネックウォーマーを被せるのもあり。また頭が安定しない場合は、中にタオルや衣類を入れると、ほどよい柔らかさで寝やすくなる。

■代用品2. バックパック

背中側を外にしてバックパックを折り畳むと、クッション性のある枕になる

 キャンプシーンはもちろん、登山には必ず持っていくのがバックパック。背中のパッドの形状にもよるがバックパックの中身を出して、2つに折り畳めば簡易的な枕になる。バックパックの背中部分はクッションが入っているものがあり、折り畳むと弾力性もあり、通常の枕のように寝やすい。特に、高めの枕が好みの人にはおすすめだ。凹凸が気になる人は上からアウターを被せてもOK。

■代用品3. アウトドアマット

折り畳むだけで枕になる

 本物の枕の寝心地に近いのがマット。地面や椅子に座るときに持っていると便利なマットは、折り畳めば高さが出て枕にも代用できる。キャンプマットは100円ショップでも売っているので購入しやすい。また、寝袋の下に敷くクローズドセルマットの頭部分を折り畳んで枕にするのもあり。