本格的な暑さが到来し、涼を求めて高原で過ごしたいと考える方も多いのではないだろうか。今回筆者が紹介するのは、東京駅から簡単にアクセス出来て日帰り可能な「浅間山・高峰(たかみね)高原」エリア。登山口から4時間ほどで往復可能な3つのコースを紹介する。

■東京駅から乗継1回でいける浅間山・高峰高原

 浅間山・高峰高原エリアは、新幹線とバスを使って2時間30分ほどで行くことができる。北陸新幹線・佐久平駅からJRバスへの乗継1回で簡単にアクセスできるのが魅力だ。帰りは、新宿まで直行バスで帰ることもできる。

【行き】

【帰り】(新宿直通バス・夏季運行時)

バス時刻表(ジェイアールバス関東株式会社)※2024年7月11日時点 佐久平駅・小諸駅~きのこの森~高峰高原 | ジェイアールバス関東

■コース1:日本百名山「浅間山」を堪能する「車坂峠~黒斑山」コース

 最初に紹介するコースは、日本百名山の浅間山を望む「車坂峠(くるまざかとうげ)~黒斑山(くろふやま)」のコースだ。黒斑山(標高2,404m)は、浅間山の第一外輪山の1つ。眺望のいい「表コース」から登り、涼し気な苔の森を歩く「中コース」で下りるコースがおすすめ。黒斑山への稜線上まで出ると間近に浅間山を望むことができる。コースの標準タイムは約3時間半だ。

黒斑山から見た浅間山

●【MAP】黒斑山

■コース2:岩場と稜線歩きを楽しむ「高峰温泉~水ノ塔山~東篭ノ登山」コース

 2つ目のコースは、「高峰温泉~水ノ塔山(みずのとやま)~東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)」のコースだ。水ノ塔山(標高2,202m)、東篭ノ登山(標高2,228m)のコースは、水ノ塔山までのごろごろした岩場と、東篭ノ登山までの稜線歩きでアルペンムードを楽しむことができる。東篭ノ登山山頂は広いのでゆっくり休憩や食事をすることも可能だ。

 水ノ塔山~東篭ノ登山の間には、登山道のすぐ横が急斜面になっている箇所がある。登山経験が少なく不安な場合は水ノ塔山で折り返してほしい。 コースの標準タイムは約3時間半。

水ノ塔山から東篭ノ登山への稜線

●【MAP】水ノ塔山