暑い日が続き、スパイシーな食べ物やキンキンに冷えたビールが美味しい季節です。今回はビールと相性がぴったりの「ジャークチキン」をご紹介します。

 ジャークチキンとは、ジャマイカの国民食のスパイシーなグリルチキンです。スパイスが効いたピリッとした辛さと香ばしい風味が特徴ですが、今回は日本人でも食べやすい味にアレンジしてみました。鶏肉には前日に自宅で下味をつけて、当日は焼くだけ! さらに、味付け肉を焦げつかせずに美味しく焼くコツもご紹介します。

■味の決め手は、スパイスの調合にあり!

液体類を混ぜてから粉末スパイス類を入れるのがポイント
全体によく混ぜる

 まずは、鶏肉の下味付けに使うソースを作りましょう。

 ボウルに玉ねぎをすりおろし、ケチャップ大さじ1、酢大さじ1、レモン汁小さじ1、しょうゆ小さじ1/2、にんにくチューブ4cm、しょうがチューブ4cmを入れてよく混ぜ合わせます。

 先に上記の液体類を混ぜておくと、スパイスがダマにならずに混ぜやすいです。

 次に塩小さじ1、オールスパイス小さじ2、タイム小さじ1/2、バジル小さじ1/2、チリパウダー1/2、こしょう少々、ナツメグ少々を入れて全体をよくかき混ぜます。

 チリパウダーの量で辛さを調節してください。入れなければ、お子様でも召し上がれます。

■じつは鶏肉の下処理って、超重要!

包丁は斜めに入れると筋取りしやすい

 キッチンペーパーで鶏肉の余計な水分を取ったら、包丁で筋や脂分を取ります。

 皮や身の間にある、黄色い余分な脂は臭みの原因になるので、しっかり取り除きましょう。

このひと手間で時短で美味しく焼くことができる

 下処理した鶏肉を4等分にそぎ切りし、切込みを入れます。

 こうすると、下味が染みこみやすいだけでなく、火も通りやすくなります。