自然に優しく、自然を楽しむ。アウトドアを通じて多様性のある生活をもっと楽しむというコンセプトをもとに、6月28日(金)~30日(日)の3日間にわたり開催された「TOKYO OUTDOOR SHOW 2024」。

 昨年は「東京オートサロン」との共催であったが、今年は開催時期も新たに単独での開催となり、主催者発表によると3日間の来場者数は37,971人と、アウトドア好きの熱気に満ち溢れたイベントとなった。

■自動車メーカーと人気アウトドアブランドのコラボブースは世界観を倍増

様々なブランドを取り扱うA&FはJEEPとコラボ

  キャンプ、登山、釣りやMTBなど、アウトドアで遊ぶ際に車は欠かせないギアの一つでもあり、生活の一部でもある。TOKYO OUTDOOR SHOW2024では、アウトドアブランドと自動車メーカーのコラボブースが登場。A&F×Jeep、MOSS TENTS×DEFENDER、Coleman×三菱自動車、SNOW PEAK×LEXUSといった人気ブランドのギアとアウトドアシーンで人気のSUV車やミニバンといったように、それぞれの世界観を表現しつつ、実際のアウトドアシーンも体感できる展示となっていた。

 コラボブース以外でもマツダ、スバル、スズキ、ルノー、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーのブースでもアウトドアシーンたっぷりの演出があった。

 ホンダのブースでは、10月に発売予定の「N-VAN e:」が展示され、アウトドアシーンでのワーケーション仕様となっていた。助手席側のセンターピラーをなくした開放感と、展示車両では、運転席以外がフルフラットとなり、1人なら車中泊もワーケーションも思いのままといった印象。

 メーカーに限らず、こだわりのカスタムカーも多く展示され、旅をする大事な相棒でもあり、秘密基地ともなるクルマを通したアウトドアでのライフスタイルの提案や心くすぐられる演出は、他のアウトドア系のイベントにはないTOKYO OUTDOOR SHOWならではといったところ。

憧れのSNOW PEAK「フィールドトレーラー」とLEXUSがコラボ
今年発売され話題沸騰中の三菱自動車「トライトン」。荷台にはコールマンのギアが満載
タフさが全面的に打ち出されたDEFENDERとMOSS TENTSコラボブース 
HONDA「N-VAN e:」アウトドアシーンによく似合う「ボタニカルグリーンパール」
航続距離245km(WLTCモード)でロングドライブも安心
誰が何と言おうとジムニーです!
社用車の定番プロボックスもアウトドア仕様に雰囲気が一変

 ■200以上のブランドに豪華ゲストのトークイベントなど梅雨空を吹き飛ばすほどの熱気に満ち溢れた3日間

200近いブランドが出展し、どこのブースも大賑わい(写真提供:TOKYO OUTDOOR SHOW)

 TOKYO OUTDOOR SHOW2024では、自動車メーカーだけでなく、カスタムカーやさまざまなアウトドアブランド、自治体やメディアなど、合わせて200近いブランド、団体が出展。ほかにも豪華ゲストによるトークイベントもあり、大いに賑わいを見せた。

 以前から気になっていたグッズや初めて見るブランドなど、どれもが所有欲をくすぐるアイテムが多数、展示され、来場者の心を躍らせていた。

所有欲を高めるラインアップ。どれも欲しくなってしまう
これからの季節は大活躍のクーラーボックス。ソフトタイプは収納にも便利
夏のキャンプ、車中泊には欠かせない存在となったポータブルエアコン

 梅雨が明ければ、夏本番!  お気に入りのギアを持って、今年の夏はどこに出かけようか。そんな楽しみをさらに盛り上げてくれたTOKYO OUTDOOR SHOW2024。すでに来年の開催も決定しており、その規模はさらに拡大されるという。(2025年6月27日~29日 @幕張メッセにて開催予定)キャンプブームは終わった!? なんて声を吹き飛ばすほどの熱気に満ち溢れた3日間は、この夏のアウトドアを盛り上げる大きなきっかけとなったであろう。

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