スキーで雪の斜面を駆け上がり、滑走する新競技、SKIMO(スキーモ)。ゲレンデ内で行なわれる短距離種目「スプリント」の日本選手権が、白馬八方尾根スキー場で開催された。前日には、男女ペアで競う「ミックスリレー」の日本代表選手選考も行なわれ、オリンピック代表を賭けた熱戦が繰り広げられた。

■スキーで登り、滑走するスピードを競うオリンピック新競技・SKIMO

スキーをバックパックに取り付け、ブーツで斜面を駆け上がる
登りを終えたあとは、旗門を滑走してゴールする

 雪山の決められたコースをスキーで登り、滑走する。そのスピードを競うのが「SKMO」(=Ski Mountaineering)だ。2026年の“ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック”の実施競技となったことで、注目を集めている。

 本来SKIMOは、山から山へスキーで移動する速さを競う長距離スポーツとして誕生したが、冬季オリンピックで採用されたのは、短距離種目の「スプリント」と「ミックスリレー」。ゲレンデ内の狭い範囲に、登りと滑りというSKIMOの要素を凝縮したコースが設定される。

 今シーズンの日本選手権は、選手にとって、まさにオリンピックに向けた第一歩。なぜなら、オリンピック出場権は、来シーズンの世界選手権とワールドカップの成績が基準となるからだ。今シーズンの日本選手権などで、日本代表選手の資格を獲得し、来シーズンの国際大会に出場することが必須となる。

一瞬でシールを剥がす手際の速さも見どころ。短距離種目のスプリントでは、小さなミスが結果に大きく影響する(写真:杉村航)