■逆効果になることもある、ユニクロ「ヒートテック」

スキーやスノーボードにはおすすめできない、ユニクロの「ヒートテック」

 誰もが一枚は持っている冬のインナーの代名詞、ユニクロ「ヒートテック」。着心地がよく、暖かいため、スキー・スノーボードの際に着用している人も多いはず。筆者もかつては、愛用者の一人だった。

 結論から言えば、スキー&スノーボードのインナーとして、ヒートテックはおすすめできない。ヒートテックは「アクリル」「ポリエステル」「レーヨン」といった素材からできている。レーヨンの湿気を吸収し熱エネルギーに変換する「吸湿発熱」という性質があり、大量の汗をかいてしまうと放出できず汗冷えに繋ってしまう。

 ヒートテックは汗をかく場面が少ない日常生活での着用には適しているが、運動の際のインナーとして着るのは避けた方がいい理由がこれだ。

 では、どんなインナーがスキー&スノーボードには適しているのか。今回は筆者が実際に着用して失敗した経験を踏まえ、個人的におすすめしたいインナーを3つ紹介していく。

■本当にNG? 実際に「ヒートテック」を着て滑ってみた

実際にヒートテックを着用して、滑って検証

 1月中旬、新潟県のアライスノーリゾートに行き、実際に「ヒートテック」を着て滑ってみた。検証日は朝から晴れており、放射冷却の影響で肌が痛く感じるほど寒い日であった。早速ヒートテックを着用し、スノーボードを楽しんでいた。すると、朝はよかったのだが、滑っているとじんわり汗をかいてきた。

スキー場をハイクアップして登る様子

 何本か滑った後に別の斜面を楽しむため、板を手に持ちハイクアップを開始した。

 最初は気持ちよく登れていたが、途中から大量の汗。ヒートテックが肌にまとわりつくような感じもした。そして、濡れたヒートテックは乾くことはなく、濡れた状態のまま。しまいには、身体がとても冷えてきてしまった。とりあえず我慢してハイクを続け、滑走後すぐに違うインナーに着替えた。

 やはりヒートテックはかいた汗を乾かすことができず、汗冷えにつながると実感した。街着のインナーとしては快適なヒートテックだが、運動時の着用は避けるべきだ。