光岳最新情報。

 11月に無事小屋閉め作業を終えて下山しました。これから冬のあいだは、避難小屋仕様となります。

 宿泊棟2階スペース、汲み取りトイレを開放しています。無人になりますので、戸締まりの確認、火の元注意。使用後は、次に使う人のためにお掃除をお願いします。出入りは外階段を上がって、2階からになります。階段部分はアイゼン装着が必要ない場合、特に雪がない時はアイゼンを外してから上り下りしてくださいね。そのままだと、階段がボロボロ朽ちちゃいます。

 よろしくお願いします。

2階開放中の宿泊棟内。すっかり開放的に

■もう12月、今シーズンも電光石火のごとくあっという間に小屋閉めとなりました

今年は外の整備もだいぶ進んだ。ロープの張り替え中

 管理人を引き継ぎ3年目、営業は2年目となった今シーズン。

 営業開始まで残された期間は2か月弱だが、スタッフは私を入れて3人いるし、「今年は余裕を持って、皆さんに小屋や光岳のことを発信できそうだ!」と思っていたのが6月はじめ頃のこと。しかし、やはり不器用な私はまだまだ修行が足りませんでした……。

 お客さんの見送りをし、掃除のあとに細々と外周りや中の作業をし、そのあいだにスタッフの休憩を回しているうちに、もうお昼。到着が早い人は、お昼前にチェックインだ。時間がいくらあっても足りない。

 今年は、素泊まり営業にしたので、食事を提供したり片づけたりのぶんで、外の作業が捗ったのは良いことだった。まだ未完成の山小屋だから、改善点ややってみて変更など、日々整えねばならぬことがたくさんある。2年経っても、いわばまだまだ手探り段階、プレオープン中といったところだろうか。

 例えば、マットレスの掃除方法ひとつとっても、綿タオルから乾きやすいマイクロファイバークロスに変えてみたり、アルコールから洗剤に変えてみたり。毎日皮脂アブラと格闘しながら、どうすれば短時間で綺麗になるか、そんなことを真剣に考える。ちなみに、現在はベッド1台につき、平均7分ほどの拭き時間がかかっている。スタッフ高橋くんは拭き掃除をし過ぎて、下山する頃には指先の皮が分厚くなっているほどだった。