「釣りに行く日が雨になってしまった」、そう思って釣りに行くのをやめようか迷う人も多いはず。しかし、実は雨の日の方が釣果はあがりやすい。理由の一つに、雨だと魚が鳥から狙われにくくなり、魚の警戒心が薄れるからだ。

 とはいえ、雨の日の釣りは不便な点や、注意すべき点が少なくない。今回は、雨の日の釣りで筆者がしんどいと感じる出来事を解説する。この記事を参考に、対策を立てて雨の日の釣りを安全に楽しんでもらいたい。

■雨の日の釣りが「しんどい理由1」 足元が悪く滑りやすい

雨の日は長靴の使用がベスト

 雨の日は地面が濡れているため、滑りやすくなっている。雨の日はポイントまでの道中に、ぬかるみや水たまりが多く存在する。他にも濡れた雑草や岩場にも注意が必要だ。

 そこで必須アイテムとなるのが長靴だ。雨の日に履く場合は、靴底のしっかりとした物や防水性能の高いモデルをおすすめしたい。

■雨の日の釣りが「しんどい理由2」 糸や餌の取り付けがしづらい

釣り糸の操作は手元が滑りやすいため、事前の準備が必要だ

 晴れている時でさえ餌の取り付けは難しいが、雨の日はいつも以上に手元が滑ってしまい、準備をする段階でかなり手こずってしまう。

 さらに細かい作業が必要になるのが、糸の取り付けだ。雨の日は糸が指に張り付き、取り付けに時間がかかってしまう。はじめから準備をしたとしても、釣り場で糸が切れてしまったり、別の糸に切り替えるため、どうしても糸の取り付けが必要になる。

 そのため、スナップ式のサルカンを用意してワンタッチで取り付けができるようにしておくなど、雨の日用の準備をしておくのがベスト。焦らず、丁寧に取り付けることが大切だ。