秋から冬に季節が移りつつあるこの時期は、無積雪の登山を楽しもうと、登る山を探している人も多いのではないだろうか。アルプスなどの高山は雪山に変わりつつあるとなると狙うのは低山となる。とはいえ、せっかく山に登るのであれば景色は楽しみたいものだ。

 今回は首都圏からのアクセスもよく、山頂からの眺めも素晴らしい「杓子山(しゃくしやま)」を紹介する。

■首都圏から1時間15分! 山梨百名山「杓子山」

 杓子山は山梨県都留市と忍野村、富士吉田市にまたがる標高1,597mの山。道志山塊(どうしさんかい)に属し、山梨百名山や甲州百山、都留市二十一秀峰に選定されている。

 首都圏からのアクセスもよく、中央自動車道を利用することで首都圏から1時間15分で登山口までアクセスできるのも魅力だ。

 今回紹介するコースは富士吉田市にある湯治場「不動湯」から山頂を目指すルート。山頂までのルートは危険も少なく、初心者にもおすすめだ。

 不動湯は旅館にもなっており、宿泊ができるほか、日帰り入浴も可能。駐車場がいくつかあり、「P4(第4駐車場)」、「P5(第5駐車場)」が登山者用駐車場となっている。

不動湯から大権首峠までの登山道。車が通れる林道となっているので歩きやすい

 不動湯から歩き始め、大権首峠(おおざすとうげ)までは勾配の緩やかな林道歩きとなる。樹林帯の中を歩くので基本的に眺望はないが、道中で何か所かビューポイントがあり、富士山が見えるポイントには丁寧に看板まで立っているので楽しみにしていてほしい。

展望スポットからは富士山がよく見える

■大権首峠からが登山本番! 

 登山口から歩いて約1時間15分ほどで大権首峠に到着する。大権首峠にはパラグライダーの離陸場があり、麓の景色が楽しめる。

パラグライダーの離陸場。開けていて景色がよい

 ここまでは林道歩きだったが、大権首峠から山頂までは急な登山道となる。

山頂に向かう登山道。道幅は狭く、急ではあるが危険はない

 大権首峠から約50分ほどで山頂に到着。杓子山は富士山がキレイに見える山だが、筆者が登ったのが平日だったためか比較的人が少なく、自分のペースで登れたのも魅力的だと感じた。