一つひとつは小さく可憐ながらも、視界いっぱいに広がる青の絶景は、今では桜と同じくらい春の風物詩にもなったネモフィラ。桜のピンクとネモフィラのブルーは、春を彩る鮮やかな色彩として日本中が魅了される。

 関東では茨城県の「国営ひたち海浜公園」がネモフィラの人気スポットとして、毎年多くの人が訪れるが、東京の23区内でも青の絶景は十分に楽しむことができる。それが「舎人公園」。東京屈指のネモフィラの楽園だ。

■JR山手線「日暮里」駅から約20分で野鳥も訪れる広大な敷地「舎人公園」へ

駅を降りたらそこはもう公園の入り口というアクセスの良さ

  JR山手線「日暮里」駅から日暮里・舎人ライナーで20分弱という都心からもアクセスの良い「舎人公園」。都立公園の中でもトップクラスの広さをほこり、園の東側、自然観察園や大池にはさまざまな野鳥も集まり、自然豊かな公園として親しまれている。

暖かな春の陽気に野鳥もリラックス
八重桜はもう少し楽しめそう

■春の舎人公園は、桜のピンクとネモフィラのブルーで楽園となる 

この季節だけのコラボは見逃せない

  近年、春になると一気に注目度が増す舎人公園。その理由はズバリ「ネモフィラ」。足元を、そして視界を埋め尽くすネモフィラブルーの絶景を23区内でこれだけ楽しめるのはここだけ。

 足元のブルーに加えて、まだまだ見頃の八重桜などが頭上を淡いピンクに染める。見渡すかぎり、春の彩りが広がり、日々暖かくなっていく陽気の中、時間を忘れるほどに眺めていたくなる。

ピンク&ブルーは春の絶景
満開だけでなく葉桜も美しい

■ネモフィラの絶景は、23区内ナンバーワンの規模と美しさ

23区内最大規模のネモフィラが咲く舎人公園

 時折吹く風が、その小さな花々をいっせいに揺らす様は、まるで波寄せる海辺にいるかのような錯覚すら覚えるほどの青い絶景が東京、しかも23区内で楽しめる人気スポットの舎人公園。

 晴れた日には青空のブルー、桜のピンク、そして足元もネモフィラのブルーと、色彩豊かに美しいコントラストの景色となるが、夜はまたその雰囲気が一変する。

 4/5(金) ~ GW最終日の5/6(月・祝)まで「花と光のムーブメント」として特別にライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる。昼間とは違ったネモフィラの絶景を楽しんでみるのもいいだろう。

ネモフィラのなかに一輪のポピーを発見
青空とネモフィラブルーのコントラストが新緑に映える
小さくも可憐な花を咲かせるネモフィラに春の訪れを実感

 ●施設概要

舎人公園
〒121-0837
東京都足立区舎人公園1-1
TEL 03-3857-3427
開園時間:常時開園
入園料:無料

●MAP

 

 暖冬と言われながらも、意外と寒い日が続いた今シーズンの冬。ようやくとも言っていいほど、待ちわびた春が来た。待ってましたと言わんばかりに色とりどりの花々が咲きほこり、街を彩っている。すでに桜は見頃を終えたところもあるが、まだまだ花咲く春は楽しめる。せっかくだから外に出て、色鮮やかな春を思い切り楽しもうではないか。