「鳥海山を核とした観光振興」を掲げる由利本荘市が、登山客を呼び込む施策の試行として、夜行バス「エクスプレス鳥海号」を利用した登山ツアーのモニターを募集中!

 8月から9月にかけ3回の実施予定で、首都圏発に加えて、近隣から参加希望の場合は直接由利本荘市に行くことも可能だ。

 モニターコースである秋田県側の矢島・祓川口から目的地の七高山までは、雪渓が残っていることもあるルート。募集対象は2,000m級の登山経験を持つ中~上級者となっている。登山ガイドと一緒に登ることでステップアップを目指すには良い機会だ。

 参加者は抽選で決定する。各回実施の2週間前に当確の連絡なので、主催者の募集要項をよく確認して、応募を検討してほしい。

東京発は、8月18日、9月8日、9月15日の3回(画像:鳥海山チャレンジ登山モニターツアー/由利本荘市観光協会)

●モニターツアーの目的

秋田県側の鳥海山登山口でも最古とされる矢島・祓川口からの登山ルートの評価をして頂きます。
また、現在期間運行となっている都内からの夜行バス「エクスプレス鳥海号」について、登山利用者の目線から利便性の調査を実施します。
さらに登山のほか、市内の周遊観光に関するご意見を併せて伺いますので、ご協力をお願いいたします。

収集したご意見、ご感想は今後、由利本荘市の観光政策の決定に活用されますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

主催:由利本荘市(観光振興課)
旅行手配先:羽後交通㈱本荘旅行センター
協力:モンベル、鳥海山登山ガイド協会

募集要項・応募はこちら

 

■鳥海山・矢島口(祓川コース)の概要

 鳥海山は秋田県南部と山形県の県境にそびえる独立峰。山頂からは日本海、庄内平野、本荘平野、内陸側には奥羽山脈を見渡すことができる。

 登山口のひとつ、矢島口(祓川)は、秋田県側では最も古い歴史をもつ急峻できつい登山道で、その到達点は標高2,230mの七高山。最高峰2,236mの新山と馬蹄形カルデラを見渡す展望が得られる。降雪量も多く、5月には春スキーでにぎわう。

 西側沿岸部からの鉾立ルートに比べ開放的ではないものの、短い山行で常に頂上を視界にとらえたストイックな登山が楽しめるのが魅力だ。

登山はJMGA認定ガイドが完全サポート(画像:鳥海山チャレンジ登山モニターツアー/由利本荘市観光協会)

●ツアーの募集要件
モニター対象者
A:夜行バス「エクスプレス鳥海号」を利用して本市に来訪出来る方
B:近隣地域にお住まいで、登山日早朝に由利本荘市役所に集合出来る方

●ツアーの日程
1回目 Aの方:8月18日東京発(Bの方:登山日8月20日)
2回目 Aの方:9月8日東京発(Bの方:登山日9月10日)
3回目 Aの方:9月15日東京発(Bの方:登山日9月17日)

募集要項・応募はこちら

 

■鳥海山チャレンジ登山 行程概要

 1日目:都内を夜出発、翌朝に秋田着。

 2日目:到着の「ホテルアイリス」は由利本荘市内で最上位クラスのホテルのひとつ。8時まで朝食バイキングでゆっくりくつろげる。登山道具を一旦預け、8時から参加者ミーティングを行う。終了後は市から用意されている3つのおすすめ観光コースなどで15時のチェックインまで自由行動。ホテルは中心部にあり繁華街も近いため、飲食店をあらかじめリサーチしておくと夕食選びには困らないだろう。

 3日目:朝5時に登山口までの送迎バスがホテルを出発。途中コンビニに立ち寄り朝食と山での食事を調達。順調にいけば、7時には鳥海山矢島口の5合目祓川から登山がスタートする。

 登山はJMGA認定ガイドが完全サポート。目的地は標高2,230mの七高山山頂。下山後はブナに囲まれたリゾートホテル「フォレスタ鳥海」に向かう。

 美肌の湯として知られ、トロトロの温泉で疲れをいやしながら、夕飯は豪華懐石料理。帰京のバスの時間までは、森のなかの温泉ホテルでゆっくり過ごすことができる。

雨天時には代替コースが用意されている(画像:鳥海山チャレンジ登山モニターツアー/由利本荘市観光協会)

■【MAP】鳥海山・矢島口登山口

 

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