関越道練馬ICから約2時間、塩沢石打ICを降りて1分の場所にある新潟県南魚沼市の「舞子スノーリゾート」。広いゲレンデ内には多彩なコースがあり、初級者も上級者も幅広く楽しめることで老若男女に人気のスキー場だ。そしてなんといっても、晴れた日は魚沼平野や越後山脈を望む絶景が拝める。そんな誰もが満足できる舞子スノーリゾートの1日の楽しみ方を紹介しよう。

■ゴンドラに乗ってまずは山頂へ

山並みを眺めながら流せる奥添地エリア

 舞子スノーリゾートは奥添地(おくそえち)エリア、長峰エリア、舞子エリアの3つに分かれる。まず朝イチはゴンドラに乗って、奥添地エリアに向かおう。ゴンドラを降りると、もうそこには非日常の絶景が広がる。目の前には谷川岳や万太郎山、仙ノ倉山、平標山と谷川連峰の主峰たちが全て見える。この山々がはっきりと見えるのは舞子スノーリゾートならでは。そして、右手側には南魚沼を代表する秀峰、飯士山が目の前にそびえたつ。この絶景を見に来るだけでもゴンドラに乗る意味があると言いたいが、この景色の中を滑るのは格別だ。このエリアはスキー場の中でも最も標高が高い場所なので雪質も良い。だからこそ朝イチにはここへ来たい。

奥添地ペアリフトから見た景色。左側の綺麗な三角形の山が飯士山
グイグイコースのピステンバーンは緩急織り混ざった斜面で心地よく滑れる

 まずは足慣らしにグイグイコースの綺麗に圧雪されたピステンバーンを流しつつ、奥添地クワッドリフトに乗ろう。雪が降った後のパウダースノーを滑るのであれば、非圧雪コースのグングンコースを滑って極上の浮遊感を体験するのもアリだ。また心地よいカービングスキーを楽しむのであれば、グイグイコースや奥添地ペアリフトに乗って、サンサンコースやスイスイコースを滑ろう。程よい斜度のコースで滑っているだけで気持ちいい。コースも平らに整備されているのでノンストレスだ。

サンサンコースの脇には雪の壁があって、スノーボーダーならトリックをするのも面白い

 少し疲れたらゴンドラ降り場横にある「café at the top ITADAKI」へ。コーヒーやワンプレートランチなど、気軽に入って休めるメニューが揃っている。店内で休むこともできるが、テラス席も用意されているので、天気が良い日は外に出るのもオススメだ。

ゴンドラ降り場横にある「café at the top ITADAKI」は気軽に休憩できるポイント

■奥添地エリアで朝イチを満喫したら長峰エリアへ

広い緩斜面があるので初級者も安心して滑れる長峰エリア

 長峰エリアは迂回コースを中心としたランランコースがスキー場の麓まで延びている。ここは斜度も穏やかで初級者は滑りやすい。スキー場の下のエリアはとくにワイドで緩やかなコースだ。ここは初心者のゲレンデデビューにもぴったりな斜面。ほかにも中級者以上が満足できるコースもあり、さまざまなレベルが集まったグループでも楽しめるのが長峰エリアの特徴だ。

急斜面もあるが、緩やかな迂回コースも滑れる
ランランコースの途中には至る所に地形を生かした雪の壁があるので、登ったりして楽しめる