春は多くの人にとって新年度のスタート。

 あれこれとやることが多く、仕事だけでなく雑事に忙殺されがちな季節でもあり、本格登山は時間・体力的に難しくなってくる。

 低山ハイキング好きの筆者が、そんな時に歩いているのが、高尾駅から草戸山(くさとやま)を目指し、高尾山口駅にゴールするコース。

 うららかな日差しを感じられ、萌え始めた山の緑を感じながら歩くことができるので、山歩きの雰囲気を味わう春のハイキングにぴったりなのだ。

 今回は紹介と合わせてコースの近況もレポートするので、ぜひ最後までご覧いただきたい。

■高尾駅をスタート、四辻へ

トレイルの入り口となる道標(撮影:品川 晋作)

 高尾山口駅と比べ街中の駅という雰囲気が強い高尾駅を出て、まずは南へ進路を取る。

 駅前を南進後は住宅地へ入り、三和団地方面へ西進して四辻への道標をまずは目指す。

 四辻方面への道標に従いトレイルに入ると、ローカルルートながら踏み跡が濃く、はっきりした道筋が残っている。途中には手作りらしい小振りな道標もあり、地元ハイカーに愛されているトレイルなのだと分かる。

 四辻へ近づくと高尾山口駅の発車ベルなどが聞こえるが、そこまでの道程では二組のベテランハイカーと出会っただけで全体的に静かなトレイルを歩くことができた。

トレイルの踏み跡は濃い(撮影:品川 晋作)
手作りらしい道標(撮影:品川 晋作)
春の日差しが暖かいトレイル(撮影:品川 晋作)
高尾霊園の向こう側に八王子市街が広がる(撮影:品川 晋作)