ランタンといえば、長年主流だったガソリンやガスを燃料にするタイプを抑え、今や「充電式LEDランタン」の独断場になりつつあります。

 小型なのに大光量、取り扱いも簡単で、なおかつ手頃だしランニングコストも経済的。炎の揺らぎを再現したタイプも登場するなど、もはやガソリンランタンのコレクターでもない限り、LEDランタンを選ばない理由が見当たらないほどの充実具合です。

 メンテナンスの手間もほとんどかからない優れものですが、より長く付き合うためには知っておくべき、充電式LEDランタンならではのケア方法がいくつかあります。意外に知られていないものもあるので、愛用者の皆さんは短い時間、お付き合いくださいませ。

■「保管時は満充電」が基本

電池であれば抜いて保管が常識だが……

 電池式のランタンやヘッドライトは、液漏れを防ぐために電池を抜いて保管するのが常識です。

 しかし、充電式バッテリーのギア類は逆。満充電状態のバッテリーをセットしたまま保管するのが正解です。この充電式ならではの事実を知らない方は多いのではないでしょうか。

 また、使用状況にもよりますが、未使用期間が長期になりそうな時は1か月に一度くらいを目安に引っ張り出して充電してやると、バッテリーがより長持ちすることも覚えておきましょう。