舞子スノーリゾートがある新潟県の南魚沼エリアは日本有数の豪雪地。冬は2mを超える積雪になることも珍しくない地域だ。そんな場所にあるスキー場はゲレンデトップの標高が920mと、1,000mに満たないのに豊富な雪に恵まれている。しかもスキー場は関越道・塩沢石打ICからわずわ1分と、ほぼ下道を走ることなく行くことができる。上越新幹線・越後湯沢駅から無料シャトルバスも出ており、車でも電車でもアクセス抜群で、首都圏や近県からアクセスしやすい環境だ。日帰りに便利なリゾートではあるが、ゲレンデ直結型の「舞子高原ホテル」に泊まると、旅が特別なものになる。

■3つのエリアから構成されるワイドなゲレンデ

レベルに合ったコースをあちこちめぐれるから1日があっという間

 スキー場は「舞子エリア」「長峰エリア」「奥添地エリア」の3つのエリアから成り、全26本のコースが揃うスケールの大きさも魅力。リフトや6人乗りゴンドラ、連絡コースなどを繋いでワイドなゲレンデを効率的にめぐることができる。

 ゲレンデ直結の「舞子高原ホテル」があるのは「舞子エリア」。ホテル周辺には初級者面が集まり、上部に向かうと中斜面が広がっている。シャトルペアの連絡リフトで隣り合う「長峰エリア」に移動すると、今度は緩斜面のロングコースでゆったりクルージングを味わえる。

赤い屋根の建物が「舞子高原ホテル」。ゲレンデと直結し、ホテルからすぐコースインできる
豊富な26コースをたっぷり滑れる

 

■オフピステから最長6,000mのロングクルージングまで

ゴンドラ山頂から平均斜度6度の緩やかな斜面が5,000mも続く長峰エリアの「長峰ランランコース」

 「長峰エリア」から6人乗りの舞子ゴンドラで山頂部に向かい、山の裏手に滑りこむと「奥添地エリア」が広がっている。雪がたまりやすい地形であるためゲレンデ随一の雪質を誇り、このエリアには非圧雪ゾーンが多い。ハイシーズンには極上のパウダースノー、春はコブ斜面など時期によってさまざまな滑りを満喫できる。

 また、最上部から延びる「奥添地ランランコース」から「長峰ランランコース」を繋ぐと、最長滑走6000mにおよぶロングクルージングが可能だ。「長峰エリア」のベースにある「日帰りスキーセンター」には、レストランや売店、レンタルコーナー、無料休憩所、さらに温泉施設まで必要なものがすべて揃っている。日帰り派はこちらのエリアを拠点にゲレンデインしよう。

山裏の窪地のような地形に広がる「奥添地エリア」はオフピステが豊富
必要な施設がすべて集まる「日帰りスキーセンター」

 

■各エリアに気になるランチが揃う

「魚沼釜蔵」の「海鮮丼」は蟹のほぐし身、イクラ、ネギトロ、サーモンなど魚介が盛りだくさん

 広いゲレンデの各所にレストランが点在し、それぞれ名物を用意している。「奥添地エリア」を拠点とするなら、ゴンドラ山頂駅からすぐの場所にある「café at the top ITADAKI」が便利。「おろしハンバーグプレート」などのプレートメニューやドリンクメニューが揃い、テラス付きなのでパノラマビューの景色を眺めながら食事を楽しめる。

 「舞子エリア」周辺で滑るなら、舞子高原ホテル内にこのエリア最大となるレストラン「カフェテリアビュー」がある。カルボナーラやグリルチキンプレート、新潟の味を楽しめる「越後ごっつお定食」などが人気メニューだ。

 そして、「長峰エリア」で最もレストランが充実しているのが「日帰りスキーセンター内」だ。カナディアン料理を味わえる「ウィスラーカフェ」、新潟ラーメン専門店「麺道場そいがぁ」、新潟名物のもち豚や豊富な海鮮を使った丼物を揃えた「魚沼釜蔵」など、6店舗が集まるフードコートがある。デザートにぴったりのクレープ店もあり、活気のあるランチスポットだ。

「ウィスラー カフェ」のイチ押しメニューはボリューム満点の「ウィスラーバーガー」
食後のデザートは、フルーツやクッキー、ブリュレケーキなどトッピング盛り盛りのクレープをいただき!
各レストランの自慢メニューが勢揃い